真面目な工務店が陥る罠
「あそこの技術レベルは凄い」と思ってたこだわり工務店が、ある日突然倒産した、という話は珍しいことではありません。
倒産した社長さんに後で話を聞いてみると、
「良い家を建てていれば必ずお客さんは分かってくれる。だからもうちょっと頑張ろう。」
「お客さんに理解されないのは、まだまだ自分たちの努力が足りないからだ。」
と、社長・社員一丸となって毎日夜中まで頑張っていたそうです。
しかし、やれどもやれども肝心のこだわり注文建築の受注がない。
・本来やりたい家づくりはできないのに、とにかく忙しい。
・バタバタしてるうちに受注単価は下がり続け、他社との相見積もりで価格競争に巻き込まれる。
・構造材などの価格を落とす事はプロとして我慢できないので、受注するには自社の粗利を落とすしかない。
・経営が圧迫される。
そして、
倒産・・・。
真面目で家づくりが好きな工務店ほど、注文を取るために「建物で手を抜くぐらいなら利益を落とす方がマシだ」と思ってしまいがちです。
後々のメンテナンスに必要な経費すら頂戴する事を遠慮し、結局は自分の首を絞めてしまうのです。
このように、今の業界は真面目な工務店が評価されにくい流れになってしまっています。
その原因の一つに『大手』対『地元工務店』の図式があげられます。



