解説【意外にもあの企業の名前は無く…】

『求工会』の“Q”公開

070213【意外にもあの企業の名前は無く…】
毎年、人気の企業ランキングは色々な媒体で特集されていますね。
今回は、日経の行った

『08年卒業予定大学生に聞く、
  人気就職希望先企業ランキング』

を解説します。

■あの企業の名前が見当たらない。

ランキングを見ていくと、メーカーや商社や大手の広告代理店の名前が目立ちます。
女性からの人気を獲得しているのは、旅行業界が多いようです。

気になったのは、いわゆる“IT系”の企業が少ないこと。
18位に富士通がありましたが、ITというイメージではないですね?
どちらかというと、ハード機器のイメージがあります。

46位にNTTデータという企業の名前がありました。
業務内容は正にITなのですが、あまりなじみが無いのでは?

IT系の企業として思い起こすのは、例えば、楽天やソフトバンク。
少し前ならばライブドアの名前もあげられたと思います。
他にもサイバーエージェントなど…

ここで名前があがったのは、IT企業と呼ぶには、適当ではないかもしれません。
どちらかというと、一昔前のベンチャーブームなどで“マスコミによく取り上げられた”企業。
毎日のように名前を耳にしていました。
ソフトバンクは携帯事業への参入もあり、最近でもよく登場します。

これらの名前が、ランキングの中に見当たらなかったのです。


■IT系企業の人気が落ちた?

ITという言葉が流行のようになっていた頃とは、確実に状況は違うようです。
このランキングから読み取れることは二つあると思います。

ひとつは、IT技術者の不足。
ニーズの高さに対して、技術者があまり多くないようです。
IT技術系の人材派遣の単価が高騰していると聞きます。
IT企業の名前が、ランキングにあがらなことから、
その問題点を映し出していることが読み取れると思います。

もうひとつは、IT技術と企業の多様化。
ITと言っても様々なカテゴリーに分けられるので、一くくりにできないところがあります。
小規模ながらも専門性を高めるパターンと、幅広い分野をてがけて、利便性を高めるパターン。
ここ数年で、本当に多くの“IT企業”が現れました。
それらは、まだまだ規模としては大きくない上、数も多いので、ランキングをする上で“票割れ”してしまっているのかもしれません。


もしくは、IT技術者にとっては企業への就職はそれほど魅力的なことではないのかもしれません。
インターネット環境とパソコンさえあれば、“起業”できてしまう時代ですから、ハナから就職を目標とせずに、“すぐ独立”という選択肢があるのかもしれません。

(この解説は2月29日の日本経済新聞の記事を参考にさせていただきました。)


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